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★夢幻泡影★ (むげんほうよう)

~尽きてゆく魂の詩~

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高原の鶯 ~前編~

教職員をわずか1ヶ月でクビになった。その年の夏、
わたしは長野県で百姓のアルバイトをしていた。

それは夏の3ヶ月間だけ、レタスや白菜など、
高原野菜の収穫のために雇われる、首都圏の人
ならばおそらく求人誌やなんかで目したことがある
であろう、重労働低賃金で有名なアルバイトである。

「泥まみれの仕事が、負け犬にはふさわしいさ」
わたしは人生に絶望し、自暴自棄になっていた。

017.jpg

生来わたしは、ひねくれ者で、小学生のときから
「右向け右!」と言われれば、一人だけ左を向く。
そんな子供だった。今にして思えば教員としての
就職は、そんなわたしが協調性を身につけ
社会性を深める大チャンスであったのであるが、
わたしはバカだから、その絶好の機会を
自ら放棄してしまったのであった。

「バカ」というのはなにも知的に劣っているとか
演算の処理速度が遅いとかいうことではない。
それは「新しいもの」を受け入れず、
「未知なる物」を疎外しようとする
心の狭量さを意味するのである。

バカは自分が不幸な原因を、常に自分以外の外部に
探し求める。自分が今こんなに不幸なのは、両親が
友達が、職場の上司が同僚が部下が悪いからだ
といっては嘆き悲しむ。責任転嫁の名人芸である。

したがって、バカの心には常に不満が絶えず、
その口からは、やれ暑い寒い腹へったキツい
眠いダルい・・・と、グチが絶えることがない。

人間の「幸せ」は、その人の内面の問題であって、
その人が置かれた環境に左右されるものではない。
しかしバカは、たとえ天国にいたとしても永遠に
グチを言い続けるに違いないのである。

グチや言い訳は、言いたくない。
「どんな環境でも、笑顔でいられる人間でありたい」
なかば修行僧のような心境で、わたしは長野県の
とあるお百姓さんのもとへ身を寄せたのであった。

  1. 2006/05/02(火) 16:17:39|
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ここの管理人 : 木塚ベラ (きずか ベラ) 氏。


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久留米大学附設高校中退。大学検定試験を経て、早稲田大学第一文学部卒。中学校講師を依願退職後、フリーに。現在、エッセイスト・株式投資家・小説家・心理学者。

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